一生分泣いたの

発表会の5日前に

とっても可愛がっていた、私の1番の大親友の犬が亡くなりました

前日まで散歩も楽しく行ったし、ご飯ももりもり食べたのに

翌朝ぐったりして、急いで病院へ行ったら

大きな腫瘍ができていることが分かり

その後たった数時間で天国にいってしまいました

家族みんなが集まるのを待って、、、家族みんなが囲む中、、、幸せな最期だったかもしれません

発表会できるかわからない

もうピアノ弾けない

と弱気になってしまい、お寺に行ってしまう前に

いつも聞いていてくれた曲を亡骸の前で弾いたら

自分でも上出来と思う演奏ができて

よし、やるしかない

と気持ちを入れ替えることができて、その後は発表会の準備に追われて

悲しみに浸って私も死ぬー

とはならずに済んだように思います

今も急に襲ってくる悲しみで涙が出ない日はないのですが

我慢することない、泣きたい時は泣けばいいと自分を許して、その結果すごい目が腫れまくっています

ピアノの音が大好きな犬でした

シューベルトソナタ6番を弾くと歌いだしたり

ショパンエチュード25-1を弾くとピアノの下に寄ってきて寝っ転がる犬でした

私の爆音はうるさくないのかな、って思うけどほんとによくピアノの下で爆睡していました

大好きだったなぁ

可愛かったなぁ

もう少し一緒にいたかったな

生徒さん、今までたくさん可愛いがってくれてありがとう

第9回ピアノ発表会

新型コロナ感染が広がる中

7/26、杉並公会堂にて発表会を開催することができました

このような大変な時期に、ホールを自由に使わせていただきましたこと、スタッフの皆様へ感謝申し上げます

またたくさんの対策にご協力頂きました、出演者の皆様、お客様、本当にありがとうございました

コロナの自粛期間には、発表会が開催できるかどうか不安でたまりませんでした

小さな生徒さんはまだ曲も決めていなかったし、

高学年の生徒さんたちは譜読みを始めて途中のところで教室をお休みしました

教室満10年のお祝い発表会だー!!

とすごく張り切っていたのにこのコロナでどんどん発表会の思いが消極的になってしまいました。が!

6月にホールを使わせてもらえると分かってから

生徒さんと一緒に曲を仕上げる一体感が私はとても楽しかった

時間ないーー!!と言いながらみんな一生懸命練習してくる姿に毎週頑張れーーとエールを送り、

でも間に合わないから後半カットしようか、後半簡単アレンジにしようか

と生徒さんが学校や他の習い事との両立で大変になってはかわいそうと、甘い言葉をかけると

最後まできちんと仕上げる、できるところまでやってみる、この楽譜通り仕上げたい

と訴えるみんなの熱い気持ちにグッときました

そして次の週にきちんと仕上げてくる生徒さん達

感動しかなかったです

そんなレッスンの思い出を思い出しながら本番で聞いた演奏、みんなとっても素敵でした

レッスン通りに弾けなかった生徒さんもいたと思いますが

私はちゃんとそれまでの努力を知っているし

お客様方もみんな温かい目線で聞いてくださるあの会場の雰囲気

生徒さんひとりひとりの演奏がとても立派に響き渡っていたと思います

生徒さんの頑張る姿はキラキラ輝いていました

皆様へ感謝の気持ちしかありません

10年の長さは光の速さ

2010年5月ピアノ教室を始めた頃、10年後のことをよく考えてたなぁ

この教室は10年後どうなっているんだろう

娘と息子は18歳と15歳、同時に進学

私はアラフィフ…

どこでピアノを教えているんだろう

私はピアノ教室のほかに何か仕事をしているかな

思い返せば10年はあっという間の年月でした

それだけ必死に突っ走って来たと今思います

10年前にこうなっていたらいいな、とぼんやり考えていた思いは現実となっていて、私は今10年前よりずっとずっと幸せだと思うことができます

ピアノ教室を始めた当初は失敗も多くて、自分が嫌になったり、先のことが不安でたまらなかったけど、

もう無理だとあきらめずに済んだのは

生徒さんや保護者の方々の温かいお言葉のお陰でした

私の全部を受け入れてもらえるこの安心感はとても幸せでしたし、同時に絶対裏切られないという責任感も生まれました

10年前の未熟な自分にも、あの頃はそれで精一杯頑張っていたよね、と声をかけられるくらい優しい自分になれたのも

周りの方々の温かい励ましのお陰なのです

人に支えてもらい私がいるんだと気付くと涙がうるうる

この先10年をまたぼんやり考えよう

その時の精一杯が最高なパフォーマンスになること

これがこの先10年の私の目標

最高なパフォーマンスのために私はこれからもっともっと頑張りたい!